先日Teaching-Netウォールに書き込みした、ファストサーバのデータ消失っていうのは、近い将来主流になるであろう“クラウド”の懸念材料が明らかになる良い教訓になると思います。
サーバーにもクライアント(ユーザーPC)にもデータは取っておく(同期しておく)ことは重要ですね。
企業が受けたダメージは計り知れませんが、ちゃんと失敗から学ばないと行けませんね。
どういった被害を受けたのか簡単にまとめると下記のようになります。
メールデータ:
ユーザー(みんな)はサーバー(広場ね)に届いたメールデータをケータイとかパソコンにダウンロードしています。だから、この障害が起きる前にメールが全部届いてましたって人は大丈夫。でも、メルアドとか登録情報も消えてたら、大変だわ…。ホームページ・その他データ:
アップロードされたデータ。これはアップロードってくらいだから、ローカルにあれば大丈夫。でも後で話しますが“クラウド”ってローカルに情報とか保管しておかない、もしくは同期させておくから、こういうことあると不安になるよね。
顧客情報:
この場合、ショップ系に当たると思いますが、顧客の情報をデータバンクみたいに貯めていってたら、もうオシマイです。定期的にCSVってエクセルで見れるデータ形式なりで顧客情報のログを取っていれば被害は最小限。
その他設定(コンフィギュレータとか):
これは必ずサーバー使ってる会社とかなら、管理者がいるので、管理者が泣きながら再設定を余儀なくされることに。心中お察しします。言葉にできませんが、頑張ってください!!
非常に恐ろしい話です((((;゜Д゜)))。
データだからピンとこないかもしれませんが、ウェブ業務をメインにしている会社や、データクラウドを先行して行っていた会社はローカルに保管していない可能性のあるファイルの損失が危ぶまれます。
ここでの「データそのものの消失」ってのは、現実世界で言うところの「全ての家財道具・権利書類・家そのもの」が、目の前から、下手すれば銀行やその他保管している施設からも消し飛んだ状態です。ちょっと大げさですがwww
大げさに言うのは訳があって、先ほど言ってました“クラウド化”って、今どんどん進んでいて、今後も続いて進化していく大きな波なのです。
クラウド化ってどんなことなのか説明するとこんな感じ。
だから、超安全なとこに大切なデータをしまっとこうぜ!ってことなんです。
今回はこの「超安全なとこ」の事故なので、「クラウドなんかしたって、結局あぶねーじゃん!最低限度バックアップをっていってもめんどくさくなるだけじゃん!」ってユーザーはなっちゃいますよね?
管理者ならまだしも「そんなのもっと簡単な方法にしてくれよ!」っていうのがユーザーの心情。
管理者は管理者で、「マジかよ……。」もう言葉にならないと思います。おまけにデータ復旧無理とかって…。………………。カワイソス…(;ε;)
長野電鉄様(http://www.nagaden-net.co.jp/)は、運行状況のお知らせも頼っていたようなので、お客さんに運行状況を伝えることが出来ない状況が続いていました。
今回の件、私としては「サーバーサービスを外部へ委託しておく」ことは、専門家な訳だし、バックアップも取ってるだろうから絶対大丈夫だろうと思っていただけにショックです。
だって、サーバー自体のバックアップはミラーリングなどで対応しているはずだし、そのサーバー本体、ミラーリング先、転送先のHDD(もしくはフロア)が吹き飛んだり爆撃でもされない限り(ハッキング的なものは別で)大丈夫だろうよ普通。って想いが強かっただけに…。
クラウド化ってデータの安全な保管以外にも、クライアントへの汎用性や、コスト削減・省エネルギー化にもつながる事業なんですよ。一カ所を鍛えて、あとはどんなデバイスでアクセスしてもいいよ〜、っていうのが今のビジョンな訳だし(AppleはiPhone・iPad・Macでほぼ実現してますね)。重要な事業だし、今後必要とされるジャンルはデータ改ざん防止とか色々なフィールドに広がっていくでしょう。
だからこそ、
今回の件は「まだバックアップは取っておいた方がいい!面倒だけどね!」ってことと、サーバーを管理運営している人は、もっともっと安全なデータ管理をお願いしたいと思います。
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